絆~社会人編~

オレたちは、強い。

一緒だから強くなれる

保護観察官 兼 映画評論家のパイです。

 

せっかくの花の金曜日に、デザイナーさんに絵コンテのパースのことで詰められまくり、挙げ句の果てには.

「新人でこの適当さはありえないよ。良くする気ある?信じられないわ。もういいよおまえ」

とか言われて、

 

 

「おれ、コピーライター!!!!」

 

 

と喉まで出かかっていた言葉を押し殺し、体育会系ではないので粘らずにその場からすぐに逃げ、最寄りのカラオケに飛び込み、泣きながらTHE BACK HORNを熱唱していた次第であります。

 

こんな理不尽な世界を変えるヒーローを、僕は待っています。

 

 

ってことで今回は、理不尽な世界を変えたヒーローの映画について語りたいと思います。

 

 

ヒックとドラゴン

 

 

ですね。やっぱり。

この映画は大好きすぎてフォントをデカくせざるを得ません。

 

CGアニメというとPixer一強という人がかなり多いと思いますが、ドリームワークスも侮れません。

 

その中でも、この作品は私の映画史の中に燦然と輝くNo. 1です。多分これが塗り替えられることは当分ないでしょう。

 

ヒックとドラゴンをきっかけに私はドリームワークスにハマり、カンフーパンダシリーズやモンスターvsエイリアンなどを始め、劇場公開されてない&DVDリリースもされていないメガマインドという作品も網羅するほどの、ドリワフリークになったのです。(メガマインドはNetflixAmazonプライムにあるので是非観てください。最強に面白いです。)

 

 

さて、私がヒックとドラゴンを初めて観たのは高校2年生の時。

最初、友達に勧められてTSUTAYAに借りに行ったのですが、

 

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このビジュアル。

いえ、分かります。

私もめっちゃ舐めていました。

「こんなん子供向けのカートゥーンアニメだろ?そんな大げさに勧められてもなぁ。」

 

今はこの時の自分に盛大に頭突き食らわしてやりたいくらいなのですが、とにかく、第一印象はなんか面白くなさそうな、このビジュアル。でもね、違うんですよ。

 

あらすじを軽く説明すると、

 

「バーク島に住むバイキングたちはドラゴンと日々死闘を繰り広げていました。その屈強なバイキングたちの中に、ひ弱なオタク、ヒックという少年がいました。彼はある日、一匹のドラゴンを罠で捕まえることに成功します。そのドラゴンは【ナイトフューリー】と呼ばれる幻の最強種。

ヒックはそのドラゴンに、【トゥース】という名をつけ、友情を深めていく。

しかしその友情は、やがてバイキングとドラゴンの関係性を変えていくことにー!?」

 

といったかんじのストーリーなんですが、全然軽く説明できなかったですね。

 

まあ何がすごいって、ヒックとトゥースの関係の深め方の描写。

最初はトゥースも人間を警戒していますから、なかなかヒックを近寄らせてくれません。そこをどう交流を深めていくか、が見どころの一つ。

 

名シーンの一つにテスト飛行のシーンがあるのですが、これを初めて観たときは鳥肌総立ちでヤバかったです。

こんな幸せなことがあっていいのかと思うほどのとんでもないシーンですので覚悟してください。

 

そんな名シーンを手助けするのが音楽です。ヒックとドラゴンは音楽もまた魅力の一つでありまして、作曲家ジョン・パウエルの壮大な音楽が炸裂しております。

 

https://youtu.be/0j1GwG2e1lU

(5:09あたり)

 

これがテスト飛行のシーンでかかるのですが、「俺もドラゴン乗りてえ!!」という感情が抑えきれませんね。

 

ジョン・パウエルは皆大好きイッテQでもたまに使用される、映画「エボリューション」のThe Fire Truckという曲も超名曲なので是非聴いてみてください。

世界を救いたくなること間違いなしです。

 

https://youtu.be/0N3ZKEc_r9Q

 

 

話が脱線しましたが、ヒックとドラゴンはどの音楽も印象的で最高ですので、今後観る際はそこにも注目していただきたいと思います。

 

 

あとはやはりラストバトルですね。

敵に立ち向かっていくヒックとトゥースにヒロインが「行け...」っていうんですよ。ムッチャかっこいいですよ。

 

そこでですね、何がカッコいいかというと、トゥースが繰り出すプラズマ砲。

カートゥーンアニメらしからぬスピード感で、青いエネルギー弾が超高速で吐き出されるのです。

 

これがクッソかっこいい。

 

あとトゥースの超スピードの飛行シーン。これもマジとんでもない速さで雲の合間を縫い、強大なラスボスに先ほどのプラズマ砲で闇討ちを仕掛けるのです。

 

厨二心刺されまくりのラストバトルも素晴らしいし、ラストバトル後の展開として、今後のヒックとトゥースの関係性、そして敵対していたバイキングとドラゴンたちの関係性の未来が示唆され、なんか熱いものがこみ上げてくるので是非観てください。

 

え、なに?まだ魅力が足りない?

もうしょうがないなぁ。

欲しがりなんだから。

 

もうちょっとだけヒックとドラゴンの魅力を紹介しましょう。

 

実はヒックとドラゴン、続編がありまして、2は2014年に公開、3は2019年公開予定とされています。

2に関しては日本公開やDVDリリースが待ちきれなくて、フランス版輸入しましたからね(ちょうど日本語吹き替えも収録されてたので)。

 

その続編の主人公ヒックの成長期のしんどみがやばいのです。

 

これが1の子供ヒック

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このひ弱な少年が数年経つと、こうなります。

 

 

 

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いや、凛々し過ぎる。

 女も出来てるし。

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この彼女のアスティも1から2にかけてのアップデートがすごいです。

 

 

これが、

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こうなる。

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CGの技術とともに登場人物の見た目もあか抜けていくというのも、ヒックとドラゴンの魅力の一つですね。

 

 

ヒックとドラゴン2は見た目の変化以外にも、家族愛に泣きますし、多種多様なドラゴンの図鑑的な楽しさもあるので、1を観て気に入りましたら、是非観てください!

 

 

ってな感じでここまでで2000文字オーバーという、ちょっとしたレポートになっちゃうレベルで思い入れのある作品なのです。

 

観たら感想教えてね。

 

 

ってな感じで今回はドリームワークス作品、ヒックとドラゴンを紹介しましたー。いやー!!!3が楽しみ!!!!

 

それではまた!

 

 

一緒だから強くなれる

 

【2010年日本公開 ヒックとドラゴンのコピー】