オンリーワンが集まれば、世界も救える。
絆保護観察官 兼 映画評論家のパイです。
さ、短すぎた山形での四連休が終わり、私はいま東京行きの新幹線に揺られています。
また忙殺される日常が戻って来ます。
畜生ですよ。
ってことで今回は、珍しく映画について書きたいと思います。
先日平栗くんとサイコパスくんと観てきましたよ。
(※まだ未見の人はネタバレ注意)
どんな映画なのかわからない人のためにあらすじを説明しますと、
超強くて悪い奴を、 超強くて善い奴らがぶっ倒す。
という映画です。
スーパーマンやバットマンで有名なDCコミックス版アベンジャーズといったところです。
まあ、これ以上でもこれ以下でもないんですが、私はこの映画、死ぬほど期待してました。
予告編が解禁された瞬間に食い入るように観まくり、The Beatlesのcome togetherのかっこよすぎるカバーに合わせ、ジャスティスリーグの面々が大立ち回りを繰り広げる姿に鳥肌が立ったものです。
DCは今までマンオブスティールやバットマンvsスーパーマン、スーサイドスクワッドなど、マーベル映画とは違い、ダークで重い路線で攻めていました。
絵本を1ページ1ページめくり、これはこういう話でね、このヒーローはこんな人なんだよと丁寧に語ってくれるマーベル映画とは違い、俺たちはこういうのがやりたいの!!!もちろんお前らはこの話はわかるよな!?すっ飛ばすぜ??!といった感じのDCが、それはそれで好きでした。
ジャスティスリーグでもそんなザック・スナイダー(監督)節炸裂のヒーロー=神々の激闘が見られるのではないか。
ドラゴンボールばりのとんでもねえバトルシーンが見られるのではないかと、オラワクワクして、公開日が待てねェぞ!ってな感じで日々を過ごしていました。
もーいーくつねーるーと〜♪
ジャスティスリーグの公開日〜♪
といった状態でした。
そしてここからが本題。
去る11月23日木曜日、フォーラム山形にて、後輩2人と観てきました。
まあ一言で感想を言うと、
うそやろ。
この一言に尽きます。
1年間の期待が大きすぎたのか、
アベンジャーズに寄せて明るくしすぎたのか、監督途中交代の所為で物語のロジックがズレてしまったのか、要因はいくらでもありますが、個人的にはただただ物足りなく、ただただ期待外れな映画でした。
全然カムトゥギャれなかったのです。
劇場を出た後、平栗くんたちに恐る恐る「ハマれなかったの俺だけ?」と聞き、
「おれも...」と平栗くんサイコパスくんが続き、不満点を話しながら絆事務所に帰り、皆で酒をあおりました。
あと私はハンス・ジマー(マンオブスティール、バットマンvsスーパーマン、ダークナイト、パイレーツオブカリビアンの劇伴作曲家)が大好きな、ハンス・ジマー原理主義過激派なので、音楽担当が変わってしまい、あの特徴的なズンドコズンドコしたパーカッションや、ブォオオオオオンという重低音サウンドが消えてしまったこともうそやろ。の要因の一つとも言えます。
※ここからは重大なネタバレがあるので要注意です。
あと、スーパーマンの復活シーン。
え、そういう風に蘇らせちゃう?といったダメな意味での衝撃が走りました。
そしてスーパーマンによる圧倒的蹂躙で逆に可哀想になるヴィラン。
今回のスーパーマンに関する一連のシーンは好きくないです。
あと脱獄に成功した宿敵、レックスルーサーがエンドロール後に登場するのですが、ヒーローたちの強さのインフレが凄すぎて「レックス、お前がヴィラン数人集めたとこで奴らに勝てるわけねぇべよ」と、これもまたヴィランに慈しみの目を向けずにはいられませんでした。
DC映画の今後が大いに心配になったジャスティスリーグでした。
しかして、オタクダダ漏れなフラッシュは可愛いし、ワンダーウーマンの戦闘シーンと音楽は相変わらずワクワクしますし、バットマンもなかなかカッコよかったので、決して100%ダメな映画では無いのです。ただ私が期待しすぎた所為で。
なんだかんだ文句たれつつも良いとこも探せばいくつか出てきますし、Twitterでの評判もなかなか上々、間口は広く、楽しめる映画だとは思いますので、気になった方はぜひ観てみてください。
とりあえず私は、これからもDCを見捨てずに観ていきたいと思います。
ってことで今回は11月23日公開、ジャスティスリーグを紹介しました。
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